豊胸体験談

産後のリスクまで考えてなくって後悔

産後のリスクまで考えていなくって

私は二人の息子を持つ母です。

豊胸手術は次男を妊娠する一年ほど前に受けました、当時32歳の時です。

豊胸手術を受けるにあたって

色々なことを悩み考えましたが

出産や授乳への影響で悩んだことが最も記憶に鮮明に残っています。

学生の頃からの付き合いだった旦那には

若いころから豊胸手術への強い関心や胸へのコンプレックスを話していました。

私は学生の頃より貧相な体つきをしておりましたし

旦那は施術に関しても私の最大の理解者でしたし賛同もしてくれていましたので

タイミングも旦那ともよく話し合ったうえで施術を決めました。

私にとっての唯一の幸運は最大の理解者と最大の問題に向かい合えたことです。

私たちはそのころすでに長男がいましたので

年齢的にも施術をするなら二人目を生む前にと旦那と決めていました。

費用や安全面や病院や人や時間などにも色々と思考しましたが

そのなかでも特に母乳や授乳などの育児の影響へと関心がすすみました。

施術当時私は鳥取県の旦那の実家に住んでいましたが

旦那の知人に豊胸手術の経験者がいたので

紹介で米子市のとあるクリニックで予約をとり

カウンセリングで先生と色々な話をさせていただきました。

結論から話すと基本、豊胸手術で母乳や授乳に悪影響はないそうでした。

豊胸手術は基本的にヒアルロン酸豊胸、シリコンバッグ豊胸、脂肪注入豊胸

とありますが、どの豊胸手術でも

基本的に母乳はもちろん授乳への悪影響はないそうです。

母乳は乳腺で作られ、乳腺を通りますが一方、

シリコンバッグでも、ヒアルロン酸でも、脂肪注入でも、豊胸手術では乳腺や乳管内には触れませんし、

手術なので乳腺や乳管を傷つけることは考えられますが、

基本的には母乳の成分に影響をもらすことはないそうです。

私は長男の出産に際して前にも増してバストのカップ数は減少していましたし

私の希望するバストサイズだと

1~2カップ程度しかバストアップを望めなかったため

ヒアルロン酸豊胸や、脂肪注入豊胸よりもシリコンバッグ豊胸のほうがいいとも

先生からも言われました。

半永久的な持続時間という点からも

豊胸手術をしても元の大きさに戻ってしまう不安や再手術を視野に入れる必要のない

シリコンバッグ豊胸に私は決めました。

しかしデメリットに関しても色々とお話を聞かせていただきました。

例えば感触も脂肪注入豊胸に比べると違和感が残る傾向にあること。

形や動きが不自然で寝ていても横に流れにくい事。

人工物を体にいれることによって起こるアレルギーなど拒絶反応のリスクが高いこと。

手術後に生じる腫れや内出血や痛みが続く期間

いわゆるダウンタイムが他の施術に対しても長く個人差はありますがきつい傾向にあることなどです。

私の場合はシリコンではなく生理食塩水を中身に利用したものを使いましたが

生理食塩水は仮に破損して内容物が漏れてしまっても

炎症などの体への悪影響を軽減させることができるため、

従来のバックよりも安全とのことでしたし費用も110万とやや張りましたが

それでも許容範囲内でしたので施術日まで決めきってしまうことに抵抗も不安も特にありませんでした。

施術日は特に不安も焦りもなく順調に終わりました。

術後の痛みには少しありましたがそれでも日帰りで帰ることも決まっていたので

次の日からはいつも通りの生活を送れることに大変満足していました。

しかし施術から2年ほどたってからでしょうか

あれほど待ち望み切磋琢磨し手に入れたバストでしたが

私の心境は時の流れとともに喜びから焦りに

次第に焦りから不安に変わっていくことになりました

最初は自分のバストに大変満足していましたが

それからしばらくたって最初に襲ってきたのは

自分の人体に異物が入っているのだという気持ち悪さや嫌悪感でした。

ふとした瞬間に胸が冷たいような感覚に襲われ

それが気のせいなのかバッグのせいなのか次第に考えるのも嫌になっていきました。

他にもシリコンバッグの破損がどうしても意識してしまい

うつ伏せの体勢をとる際も脳裏をかすめることや

つい転倒してしまい胸をうってしまったときや

胸をかばった腕越しの振動ですら

次第に心理的負担になっていることに気づきました。

乳腺炎になってしまい後悔

そして待望の二人目の子供を授かったときでした。

妊娠からしばらくたったころバストの張りを感じるようになりました。

もちろんシリコンバッグが破損するようなことはありませんでしたが

次第に張りがずきずきと痛むようになり

夜に寝付きにくくなりひどいときは痛みで吐き気を催すほどでした

また出産後私は乳腺炎になりました

初めて異変に感じたのは息子が一か月を迎えた日でした

それまでは母乳も育児も順調で息子もすくすくと成長していました。

混合育児を予定していたのに、完母で大丈夫なほどの順調さでした

それがある日の事でした、右胸に大きな固いシコリがあることに気づきました。

急いで産院の母乳外来に行ってマッサージしてもらいましたが、

詰まりに詰まった乳腺はかなり手強く、

なかなかシコリも痛みも取れなかったのを覚えています。

まさに地獄の始まりでした

胸にできたシコリは、助産師さんによるマッサージで取ってもらうのと、

あとは息子に頑張って飲んでもらうことで解決しました

乳腺炎になり始めたころから息子の体重の増えも悪く

母乳を飲ませたりするのも1日10回くらいと頻回授乳の日々でした。

毎回授乳だけでもぐったりなのに度重なるシコリと乳腺炎による痛みで

まいってしまっていました。

そして度重なる高熱が度々襲ってくるようになったのもあまりにも突然でした。

何か詰まっているかもと感じたその日の夜は熱が突然あがり

悪寒で震えながら授乳することも珍しくありませんでした。

結局詰まりは飲んでもらうことでしか解決しないので

どんなに体調が悪くても頻回授乳なのです。

生後三か月頃から四か月ピークで週に一度は熱にうなされました。

何よりも乳腺炎は痛く経験のしたことのない痛みが終わりなく絶え間なく襲ってくるのが辛く

出産の痛みなど比べられないほどだなと思ってしまうほどでした。

乳首が傷ついて息子が飲むだけで激痛が走ることもありました。

それでも頻回授乳をして、

母乳だけじゃ体重のふえない息子だったのでミルクも飲ませ

本当につらい毎日でした。

妊娠前に施術しようと決めた私たちでしたが

それによっておきる乳腺炎のリスクまでは到底考えが及びませんでしたし

そういったリスクについての知識も乏しく

クリニックでもお話をしていただいた記憶はありませんでした。

ただはっきりしていることは

私がこのリスクについて理解していれば

妊娠前に施術をしようとは考えなかったということです。

シリコンバッグや乳腺炎などの豊胸手術によるリスクについてお話ししましたが

母乳や授乳期に直接影響がなくても、

母体への精神的肉体的負担のリスクは伴います。

シリコンバッグ豊胸の場合はバッグの被膜にカルシウムの結晶が付着すると石灰化が強く出ると

バストが石のように硬くなることがあります。

リップリンクといってバッグが胸の中で折れ曲がり、

一部が突起、波打った見た目になることもおおいそうです。

バストの変形や左右差は、授乳後の皮膚のたるみにバッグが順応できず起こることも

ありますが、それ以外でもカプセル拘縮の影響で生じます。

また、ヒアルロン酸豊胸や脂肪注入豊胸でも、しこりのリスクは考えられます。

脂肪注入のしこりのリスクは脂肪の質や手芸で回避可能ですが、

豊胸シリコンバッグやヒアルロン酸は人工物という点も関係するので、

完全に避けることはできません。

それだけに豊胸手術は信頼できる医師と相談しながら

決めることが不可欠だと私は考えます。

脂肪注入豊胸でも同様のリスクがあります。

授乳後に胸が小さくなると定着していた脂肪がなくなってしまうのではないかといった、

授乳や母乳自体ではなく、授乳後の心配があげられます。

妊娠中や産後・授乳後に起こる胸の大きさの変化は、

大部分が乳腺組織のボリューム変化なので、術後に定着した脂肪が減って小さくなることはありません。

もちろん豊胸手術をしていないと胸と同じく、授乳後に起こる胸の形やハリの変化は予想できます。

ただ、もともとのバストと同じ自分の脂肪ですからシリコンバッグのように

不自然さが目立ってくるような心配もなく、妊娠中や授乳後の胸の変化に順応する豊胸術と言えるでしょう。

豊胸術をしていても、していなくても、授乳後にバストがサイズダウンするといった

変化は起きやすい事ですが豊胸手術はサイズアップのほか、形をきれいに整えることも目的のひとつです。

つまり授乳後にしぼんだバストをはりのある若々しいバストに形成することも可能です。

そうした目的で授乳後に豊胸手術を選択される方も少なくありません。

特に脂肪注入豊胸が授乳後はおすすめです、

なぜなら授乳後は皮膚が引きのばされているため脂肪を抽入する十分なスペースが確保されています。

脂肪の定着に好ましい環境が整っているというわけです。

その後異変を感じてから何度かクリニックに通いましたが

結局シリコンバック除去の施術をすることに決めました、

再手術のリスクを避けるためにシリコンバックの施術に踏み切った三年後の事です。

ただ除去だけではなくバッグが入っていた部分に空洞ができてしまい

バストが凹んでしまうことがあるとのことで直後に脂肪注入の施術も受けました。

希望のカップ数にはなりませんでしたがそれでも精神的にはだいぶ落ち着きました。

私は豊胸手術をするかしないかというアドバイスに対しては

しないほうがいいとアドバイスをしています。

これは単純にするかしないかを他人の考えに左右される程度では

豊胸手術は身体的にも費用的にもハイリスクだと考えるためです。

しかし費用や内容や痛みや術後の質問は出来る限り真摯に答えています。

稀にカウセンリングでは聞いていなかったなど

術後の対応への不満などを耳にすることもありますが

前提として自分の無知を棚に上げ他人にわめき同情票を集めるような人には

なってほしくないなと大人の女性として切に思いますし

豊胸手術経験者としての私自身を反面教師にして

後悔のない選択をしてほしいと考えます。

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