医療コラム 脂肪幹細胞

『 脂肪由来幹細胞 の豊胸』を徹底比較。幹細胞の数の違い

脂肪幹細胞を含む豊胸の種類

現在様々なクリニックで脂肪由来幹細胞の豊胸手術が行われています。

同じ「脂肪幹細胞」という名の中でも、手術の中身は異なります。

違いを見てみましょう。

大きな違いは脂肪吸引で採取した脂肪細胞の加工方法

非培養か培養か

脂肪幹細胞の豊胸手術は大まかに分けて2通りあります。

簡単にいうと、幹細胞を培養するタイプか、しないタイプか、です。

脂肪由来幹細胞の豊胸の種類

幹細胞を混ぜるタイプ(非培養抽出) 幹細胞を増やすタイプ(培養)
体内の脂肪幹細胞を採取して混ぜて胸に注入する
・CAL
・セリューション
・プレミアムセリューション
体内の脂肪幹細胞を採取して幹細胞を培養した後に胸に注入
・セルチャー
・セルバンクの脂肪幹細胞
・培養CAL

 

非培養タイプ - 脂肪幹細胞

非培養タイプの脂肪幹細胞の豊胸術には、以下が主流です。

CAL(Cell Assisted Lipostransfer)

CALは、患者自身の幹細胞を活用した脂肪(細胞)注入の豊胸術です。

採取した脂肪の一部を遠心分離機にかけて幹細胞の分離させ、残りの脂肪細胞と混ぜ合わせて脂肪幹細胞の濃度を高めます。

脂肪加工の中で、脂肪層だけでなく破棄する液層からも幹細胞を抽出することが出来るのがCALの特徴です。

幹細胞の分離には、コラゲナーゼという特殊な酵素を用います。

1回の手術の代わりに、4~5時間と時間は長いです。

参考:https://www.cellport.jp/treatment/cal/

セリューション(脂肪幹細胞自動抽出器)

セリューションもCALと同じく、患者自身の幹細胞を抽出する方法です。

CALと大きく違うのは幹細胞を抽出するのは自動抽出器であること。

セリューションというのは機械の名前です。(CALでは手作業(マニュアル)の工程があります。)

短時間で一定の幹細胞を確保することが出来、「幹細胞の質を上げて」胸に注入します。

幹細胞の分離にはコラゲナーゼという特殊な酵素が必要で、植物性由来の酵素を使用しています。

論文によると、抽出できる幹細胞の数は24万1000個。

手術は1度で出来ますが、4~5時間と時間は長いです。

プレミアムセリューション(脂肪幹細胞自動抽出器)

プレミアムセリューションは、セリューションの進化版です。

抽出した幹細胞に更に成長因子(FGF)を加えることで生着率アップを図ります。

1回の手術の代わりに、4~5時間と時間は長いです。

共通点

CAL、セリューション、プレミアムセリューションは、脂肪吸引で採取した脂肪から脂肪幹細胞を取るタイプです。

共通点は採取した幹細胞を分離させるということ。

一度幹細胞を分離させまた脂肪細胞に混ぜることで、幹細胞の密度を上げてバストの定着率の向上を図ります。

簡単に言うと、太ももやお腹など、身体の他の組織から取り出した幹細胞を集めてバスト用の脂肪細胞に混ぜてバストに注入する、というような流れです。

総合的な幹細胞の数は増えないので、少ないです。

培養タイプ

培養タイプの脂肪由来幹細胞の豊胸術を見てみましょう。

培養型ですと、セルチャーとセルバンクの脂肪由来幹細胞が主にあります。

セルチャー

ごく少量の脂肪(20~40㏄)を採取してその中の脂肪由来幹細胞を培養して増やす方法です。

脂肪由来幹細胞の培養に4週間ほどかけ200~300倍に培養します。

両胸で500万個ほどの幹細胞を増やすことが出来ます。

CALやセルチャーに比べ手術時間が短いので、体の負担が少ないのも特徴です。

セルバンクの脂肪由来幹細胞

セルチャーと同じく、消しゴムの大きさくらいの少量の脂肪(20㏄)を採取して6週間かけて1000倍に培養。

一回の施術で両胸に1億個の脂肪由来幹細胞を注入可能で、幹細胞の密度が非常に高いのが特徴です。

また、治療の回数は2~3回とありますが、一回の治療は1.5時間~2時間と短いので体の負担が少ないです。

 

セルチャーもセルバンクの脂肪由来幹細胞も培養して脂肪由来幹細胞を増やすので、脂肪由来幹細胞の量が圧倒的に増えるというのがメリットといえますが、大きな違いは培養して胸に注入出来る幹細胞の数でしょう。

セルバンクの脂肪由来幹細胞は、両胸で1億個とセルチャーの約20倍の量の脂肪由来幹細胞を注入することが出来ます。

脂肪由来幹細胞 を含む豊胸術の比較

非培養タイプ

非培養タイプ 概要 幹細胞の数 メリット デメリット
CAL (Cell Assisted Lipostransfer)(非培養) 採取した脂肪の一部を遠心分離機にかけて幹細胞の分離させ、残りの脂肪細胞と混ぜ合わせて脂肪由来幹細胞の濃度を高める。脂肪層だけでなく破棄する液層からも幹細胞を抽出することが出来る 自分自身の組織から幹細胞を分離して胸に注入しているので、幹細胞の量は少ない。 一回の手術で終わる。 採取の際に多くの脂肪の量が必要。やせている人は十分な脂肪をとれないので不向き。
セリューション(非培養) セリューションという自動抽出器で短時間で一定の幹細胞を確保して、「幹細胞の質を上げて」胸に注入する 自分自身の組織から幹細胞を分離して胸に注入しているので、幹細胞の量は少ない。 一回の手術で終わる。 採取の際に多くの脂肪の量が必要。やせている人は十分な脂肪をとれないので不向き。手術は4~5時間。
プレミアムセリューション(非培養) プレミアムセリューションは、セリューションの進化版です。抽出した幹細胞に更に成長因子(FGF)を加えることで生着率アップを図る。 自分自身の組織から幹細胞を分離して胸に注入しているので、幹細胞の量は少ない。 一回の手術で終わる。 採取の際に多くの脂肪の量が必要。やせている人は十分な脂肪をとれないので不向き。手術は4~5時間。

培養タイプ

培養タイプ 概要 幹細胞の数 メリット デメリット
セルチャー(培養) 少量の脂肪(20~40㏄)を採取してその中の脂肪由来幹細胞を培養して増やす方法。脂肪由来幹細胞の培養に4週間ほどかけ200~300倍に培養 20mlの脂肪から「幹細胞」のみ約500万~1000万個培養。幹細胞の数は採取時の200~300倍になる。 一回の手術で終わる。痩せ型でも手術可能。培養することで手術の時間を短縮。 最低2回の通院が必要。培養に4週間要する。
セルバンクの脂肪由来幹細胞(培養) 少量の脂肪(20~40㏄)を採取してその中の脂肪由来幹細胞を培養して増やす方法。脂肪幹細胞の培養に4~6週間ほどかけ1000倍に培養 両胸に合計1億個の脂肪由来幹細胞が注入可能で幹細胞の密度が非常に高い。幹細胞の数は採取時の1000倍になる。 一回の手術で終わる。痩せ型でも手術可能。培養することで手術の時間を短縮。 最低2回の通院が必要。培養に4週間要する。

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