豊胸体験談

性同一障害で生まれて‐02-シリコンから脂肪注入へ

性同一障害で生まれて

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性同一障害として生まれて-その1-

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27歳未婚

神奈川県在住 リオンさん

シリコンバッグ豊胸から脂肪注入手術へ

私は2008年にシリコンバッグ豊胸をしましたが、シリコンバッグの胸の硬さの微妙な違和感から、一度シリコンバッグを取り出して脂肪に入れ替える、脂肪注入手術を2015年に受けることにしました。

脂肪注入手術を決意した理由

脂肪注入手術をなぜしようと決めたかというと、シリコンバッグ豊胸への不満が前々から募っていた私は、

本物の胸と比べて触ってみるとあまり柔らかくないということに不満がありました。

また、大胸筋下にいれているためシリコンバッグ部分があまり揺れず、

ジャンプをしているときなどに女性らしい動き方や揺れ方をしないことに不満だったことも大きな理由です。

そのほかにも友達に凄く豊胸っぽい胸で変だと、かなりきついことを直接言われたのもかなりショックでした。

そういった理由からも柔らかい自然な胸に憧れていました。

クリニックでのカウンセリング

私は湘南のクリニックでカウンンセリングの予約を取り
実際に足を運びました。

脂肪注入手術の説明

脂肪注入手術が希望の私はまずは脂肪をとる箇所の説明をしていただき、脂肪をとる部分はおしりの外側、太ももの裏側、ウエストからとることにしました。

自分の脂肪を取って胸に入れられるため、体型が気になる私にとっては一石二鳥のような話でした。

しかし皮下脂肪が少ない人、いわゆる痩せ型の人は脂肪が他の人に比べて少ないため、手術自体難しいケースが多いらしくたとえ手術してもバストサイズの大きな変化は難しいそうでした。

シリコンバックとの比較

ただシリコンバッグと脂肪注入を比べた時どうしても大きさが一割、もしくは二割ぐらいは小さくなってしまうためその点の注意喚起がありました。

しかしメリットとしてシリコンバッグを継続していくうえで、形がつぶれてしまうことやシリコンバッグが破れてしまうリスクからの解放につながる事など、年齢が高くなってからの付きまとうリスク回避についてお話していただきました。

例えば40代50代になったときに体に不釣り合いなバストになることがあるということ、胸が年齢の割にバストが上向きであるいったことが起こりえます。

脂肪注入に変えることで体に吊りあった年齢とともにおきる変化に適応した状態でバストも変化できるため、そういった観点からも安心することができるともお話をしていただきました。

正直わたしとしては将来的な心配を当時は全くしておらず、ただただ硬さが嫌での来診と再手術の要望でした。

日程や術後の説明

先生とのカウンセリングが終わった後は奇麗なお姉さんとのカウンセリングにうつり、具体的に、服用している薬の有無や、手術の日程や術後の注意点などを説明していただきました。

わからないことや聞きたいことがあれば、何でも質問できるタイミングなため大変助かりました。

結果、手術は二週間後と決まりました。

手術当日の施術前の話し

手術当日の話です。

カウンセリングで背中に麻酔をいれるとの説明をうけていましたので、

それだけは不安でしたが二回目という事もあったので落ち着いていました。

控室に向かう

待合室で暫く待った後、名前を呼ばれ手術室の控えのような場所に移動を促されました。

両サイドに小さい部屋が何部屋もある長い廊下を、看護師さんの後ろをついて暫く歩いたところで、その中の一部屋、カーテンで仕切られている小さな私用の小部屋に案内されました。

控えの場所ではまずデザインをすることになっていました。

デザインとは胸の形をどんなふうにするのか印をつける作業の事です。

そこで上半身は裸、下半身は下着一枚になり、先生にデザインをつけていただきました。

先生はカウンセリングの時から一貫して同じ男性の先生でしたが、私は対して気になりませんでしたが気になる人は注意が必要かもしれないです。

先生はすでに手術着に着替えており、軽い説明からデザイン作業が始まりました。

デザイン作業の内容

大切なカウンセリング

私はすでにシリコンバッグを入れているため、まずはそのバッグを取り出してから、脂肪をいれると口頭で説明していただきながら、

マッキーペンで最初はバストのアンダーライン、いわゆる下乳にそってマークをいれていきました。

そこからぐるりと胸を囲うようにマークを書き終え、その範囲内に脂肪をいれていくことになると説明していただきました。

その次に胸のアンダーラインから指一本下にずれて、体と水平に真横に真っすぐ線を書き足し、そこより下のラインには絶対に脂肪をいれないという注意喚起の意味を込めたラインを一本。

次に脂肪を入れる際に、真ん中をのりこえないよう左右の胸がつながらないように、真ん中に境界線をひきました。

こうして縦と横にまっすぐ線をいれると、左右の胸のバランスがとてもわかりやすくなり、左右のバランスをわかりやすくする意図でもありました。

私の場合は少しだけ左の胸の方が上についていたため、それを考慮して豊胸の際に左の下の部分にほんの少しだけ脂肪をいれることで、左右の均等を図ることが可能だそうでした。

しかしあくまでも個人技の世界のため、忠実に左右均等にはできないとのお話もその時聞かされました。

手術痕について

手術痕は、きをつけをした姿勢の際にできるわきのしわの部分からするそうで、左の脇にも目安の線をかきいれました。

手術後の手術痕は気を付けの姿勢をしていればほとんど目立たなくなるそうです。

わきは脂肪注入の際の手術痕のため、シリコンバッグをとりだす傷は前回の手術痕を利用するとのことで、左と右の脇から一本ずつ前回の手術痕になぞってラインをひきました。

面積を決めるライン引きはこれで終わり。

脂肪をどこの層にいれるかは手術中に状況に応じてとのことでした。

脂肪吸引のライン引き

次にどこから脂肪を吸引するかのライン引きへと移りました。

その際カウンセリングであらかじめ話していた、脂肪吸引をしたくない場所の再確認の話がおこなわれました。

脂肪吸引する場所は十分に自分の希望も通るので、先生に任せきりにしないで自分の意思を伝えておくこともとても大事です。

私の場合はおしりの外側はあまりとってほしくなかったので、場所を先生と確認しつつ取らない部分にマークをつけました。

しかし元々その部分は大まかに吸引を推奨している場所ではなく、一番はお尻の下部分ちょうど下着からはみ出る、座った際にイスにあたる部分からとるようになりマークをつけました。

そして足にもいくつか、先生は取ったほうがいい部分と取らない部分を説明しながらマークをつけていましたが、正直何を言っているかわかりませんでしたし、美容のプロの言う事なので話半分でうなずいていました。

最後にウエストからは喜んでとってくださいと話をして、そこでライン引きは以上となりました。

手術室に移動し施術

次に手術室に移動し、腰の麻酔いわゆる硬膜外麻酔にうつりました。

痛いと噂の麻酔の注射

硬膜外麻酔は背骨と背骨の間に注射をして、硬膜外腔というところにカテーテルと呼ばれる細い管を入れて置き、術中や術後の痛み止めの局所麻酔を注入するための麻酔です。

普通は術後もカテーテルの先に麻酔の入ったポンプを接続しておき、何日かしてから抜きます。

これらは最初の手順として背中の皮膚の痛み止めから始めるのですが、この局所麻酔が痛いことで有名でした。

最初は膝を抱え込んでおへそを見るような姿勢でベットで横になるのですが、背中を消毒してもらい注射する部分を押して確かめられている瞬間に、緊張がピークに達し心の中で身構えているとチクッと軽い痛みが背中にはしりました。

そこからしばらくそのまま痛みが強くなることはなく、なんだこんなものなのか、と思っていた時、先生に「じゃあ薬をいれますよー」と言われ、ググッと背中に薬が入ってくるような、広がっていくような感覚を感じたとき、背中につねられたような痛みが広がりました。

同時に気持ち悪さからか吐き気にも襲われました。

爪の先で皮膚を薄くとってつねられたようなそんな痛みでした。

痛みが少しずつひき「麻酔がおわりましたよー」と声を掛けられたときには、自分の両手が汗でびっしょりと濡れているのに気づきました。

正直この腰の麻酔に一番びびっていたので、この時が一番緊張してはやく終わってほしいとう思いでした。

そのあとおしっこの穴にカテーテルをいれられ、腰の麻酔の効き具合の確認をした後、全身の消毒を麻酔のきいた私はされるがままにされました。

脂肪の吸引と注入

次に脂肪吸引をするためうつ伏せになり、目隠しをされ本格的に麻酔を効かせていきました。

意識確認のため何秒かおきに名前をおよびしますねと言われ、何回か名前を呼ばれましたがそこから意識は一度途切れ、そこからの記憶はあまり覚えていません。

ただこのときの感覚は少しずつ眠くなる感じではなく、いきなり暗い闇の中にドーンとおちていくようなそんな感覚でした。

朦朧とした意識の中ふと先生に名前を呼ばれ、脂肪がとりおわりましたよーと言われ、その意識の中で私は何CCぐらいとれましたか?と聞きました。

麻酔のせいか、活舌のあまり回らない言葉で聞くと「1200CCぐらいとれましたよ」と返していただき「あとはお胸に脂肪注入していきますからねー」と言われ、またそこで意識は朦朧としはじめ何とか先生と話していたという感覚でした。

手術中のことで、脂肪を取っているときか注入しているときなのかはあまり記憶にないですが、手術室の環境のせいか私の体質なのかはわからなかったですがとても寒く、ガタガタ体が震え始め寒いと訴えたような気がしました。

はたして声になっていたかどうかは定かではありませんでした。

豊胸手術の直後のお話し

次に気づいたときはベッドの上で、先生に手術はおわりましたよとの報告や、体の体調など聞かれましたが私は麻酔の回りやすい体質なのか、意識ははっきりとしていましたがなかなかに口も体も動かせず、暫く休ませていただきました。

その後体を起こし先生と話も交わし「明日には麻酔も完全に抜けますので今日はもう帰って大丈夫ですよ」と言われましたがどうにも一人では歩き出せず、先生と看護師さんの肩を借りて病院の下まで送っていただきました。

本当に迷惑をかけてしまい申し訳ないきもちでいっぱいでした。

元々日帰りの手術の予定でしたが、思ったよりも私が麻酔の効きやすい体質だったため、急遽病院のとなりにあるホテルで一夜を過ごすことになりましたが、それ以上は特に何もなく無事に手術を終えることができました。

親や友達も喜んでくれた

性同一障害で生まれて親や友達も手術の成功を喜んでくれたため、手術結果に自分含め大変満足だったため、

最初から脂肪注入手術でよかったのかなと今は思ってしまいます。

実際施術前は大きさにこだわってしまいがちですが、形や動き、柔らかさの違和感は

口や話だけでは伝わりにくい部分がありますし、気になるかどうかも人それぞれなのかもしれません。

是非私の話が施術を考えている人の不安解消や施術への後押し、再手術の防止に繋がったら幸いだと思います。

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