豊胸体験談

脂肪注入で後悔...ありのままの自分で良かったのに

ありのままの自分でよかったのに

脂肪注入の豊胸手術をして 後悔 しているSimon.Bさんの体験談です。

27才女性

Simon.Bさん 独身(彼氏あり)、千葉県在住

私のスリーサイズはB:78 W:62 H:83 身長:162cmで、体重:50kgです。

私は豊胸手術をしたのですが、正直後悔しています。

作り物の胸だから後ろめたい・・・!

主な理由として自分のバストがあくまで手を加えているので、

作り物の胸という後ろめたさがあるからです。

施術当時は独身(彼氏なし)、東京都多摩市在住、21歳でした。

体型自体が元々華奢で、特に胸がなかったことを気にしていました。

「ヒップの方が胸より大きい」という体型を、なんとかしたいと思ったからです。

手術をして「胸の方がヒップより大きい」というイメージにしたかったです。

自然でバランスが取れている女性的な体型と考えていました。

豊胸手術の前には、豊胸手術をした友人・知人・ネットの口コミなど、

とにかく自分の手が届く範囲で情報収集しました。

友人に薦められたクリニックで

クリニックは、相談した施術済みの友人から勧められた池袋のクリニックを選択しました。

値段はどこもあまり変わらないこと、駅から近いと施術後が楽、

ということを友人から伺い、友人もそこで施術したのだという信頼感もあって、

そのクリニックで施術することに決めました。

実際のカウンセリングでは、豊胸手術によってどのように変わりたいか、

そのためにはどのような施術内容があるか、

施術前日の注意点、副作用など施術に必要な諸々の説明が行われました。

脂肪注入がおススメと言われて

オススメされたのは「脂肪吸引豊胸」という施術方法で、

自身の身体の一部からいくらか脂肪を吸引し、

それを胸に移植するという施術方法です。

メリットは自身の脂肪を移植しているので自然なバストアップが望めるということ、

二の腕や太腿といった気になる部分のシェイプアップもできることです。

デメリットとしては自然に大きくできる分、

サイズを大きくする上限があるということも説明していただきました。

つまり脂肪を250ccいれたとしても、

胸として定着するのは160〜150ccくらいの量になるということです。

また、一度に入れる脂肪の上限を決まっており、

一度に大きなサイズアップは望めないということでした。

しかし、最もメジャーで施術する方が多いという事実、

そして友人もこの方法で施術したとのことで、私自身もそれにしました。

気になる部分は痩せられるし、胸も大きくできるので一石二鳥だと先生も背中を押してくれました。

メリットやデメリットも詳しく説明していただいたので、安心して施術に望むことができたように思います。

実際にかかった料金

料金は大体全部合わせて100万弱でした。

200ccの脂肪移植と、施術以外にもレントゲンや麻酔代、術後の薬代など諸々別費用がかかり、合計だとそれ相応の値段でした。

アルバイトで貯蓄した資金と、残りは分割で支払いを決めました。

手術当日

そしてついに手術当日、午前の早い時間帯に絶飲食でクリニックへ向かいました。

今まで大きな病気もなかったため、

私にとっては人生初の手術でとてもドキドキしていたのを覚えています。

ガウンのような服装に着替えながら、最初に二の腕・腰から脂肪をとること、

取った脂肪を胸に移植すること、と再度手術の工程を説明していただきました。

「麻酔かけるから起きたら終わっているからね」と先生が気さくに声をかけていただき、

緊張を解そうとしてくれていました。

麻酔は静脈麻酔で行い、その際も「これから麻酔をするよ」と一つ一つ施術の工程をお知らせしてくれました。

先生が助手の方に何か指示を出しているのが最後の施術前の記憶で、

先生の声を聞きながら自然に眠ってしまっていました。

そのため手術中の記憶は全くありません。

名前を呼ばれ、目を覚ました時点で手術は終わっていました。

麻酔のせいでまだ頭がボーッとしています。

その後1時間ほど休憩をとり、

ベッドの中でシャワーは控えること・安静にすること・副作用として施術した箇所が青ざめる、

黄色に変色すること、1週間後に再来院すること等の説明を受けました。

少しボーッとしていましたが歩けないほどではなく、午後15時頃に普段通り電車に乗って帰宅しました。

駅が近かったため、とても助かりました。

帰宅したのちに、とりあえず着ていたものを全部脱いで鏡の前で自分の体を確認しました。

正直顔から下は自分の身体ではないように思えて、不思議な気分でした。

所々赤黒く変色した身体と、施術の際につけたであろうペンで書かれたのマークの消し残しなど、

自身の身体をまじまじと確認しました。

「ついにやったんだ」という思いがふつふつと湧き、あとは傷跡が消えればと願いながら安静にして寝ました。

術後1日目から4日目までが痛みのピークだったように感じています。

皮膚に体重がかかると痛く、寝返りなどが大変でした。特に痛みを感じたのは二の腕です。

重いものを持つ、腕を頭まで上げる等も正直辛いほど痛かったです。

そのため、術後しばらくは美容院に行く、友人に泊まりに来てもらって洗髪してもらいました。

脂肪吸引のために針を刺した部分、二の腕・腰・胸の大部分が内出血を起こしたように紫色に変色しました。

1週間後くらいからは紫色の部分が徐々に黄色みがかかった色に変化し、色も薄くなってきました。

この段階でも二の腕だけはまだ痛みが残っていましたが、全体的な痛みはだいぶ軽減されました。

胸は確実にサイズアップしましたが、身体の各所に出る変色が気になっていました。

クリニックに通院し確認してもらうと、経過は順調だということと、二の腕の痛さはよくある声だということを聞きました。

2週間くらいで肌も落ち着くと教えていただき、実際通院した1週間後には肌の変色は見当たりませんでした。

1ヶ月くらいで自然な身体になったように感じ、余裕を持って改めて術後の自分の身体を確認しました。

母親にだけ施術をしたことを告白し、施術後の身体を少しビデオ通話で写しながら話しました。

母親ははじめ良い顔をしませんでしたが、納得したなら楽しみなさいと声をかけてくれました。

感触は少し硬めになったかなと思いながらも、全体的に違和感などもなく、やってよかったとその時は思っていました。

施術後の生活と素直に喜べない自分

手術1ヶ月後、身体のアザも消え自然な身体になりました。

しかし、これは本当に自分の身体なのかという現実感が湧きませんでした。

時間が経てば慣れるだろうと当時は軽く考えており、

実際日々を過ごしていくうちに自分の身体として馴染んで行きました。

カウンセリング時に説明していただいたように、

入れた量に比べて大きくならないことを伺っていたので少しサイズダウンしたかな?

程度の認識でしたが、確実に施術前よりは大きくなっているので気にもなりませんでした。

実際通院した際にも、上手く脂肪が定着していることを確認していただいたので、

これが新しい自分の胸として生活していくのだと再認識できました。

同窓会に行ってみて

術後半年頃、高校の同級生と同窓会をすることになりました。

豊胸手術をしたので、変わった自分を見せることができると少しわくわくしていました。

それと同時にバレないかという不安もありました。

同窓会当日は目一杯楽しむことができ、当時の話や友人の恋愛話などで盛り上がりました。

その中で当時付き合っていた男性(元カレ)と会話が弾み、同窓会後も頻繁に連絡をとるようになりました。

当時は私が彼を振り、友人から関係が解消した後も彼が私のことを想っていてくれたことを聞きました。

そうなると自然と私も彼のことを意識するようになり、

いつしかお互いにそれとなく一緒にいる関係に発展しました。

ある日、二人で映画館を見に行きました。

映画館は私たち以外に3、4人しかおらず、

貸し切りみたいだねと二人で話しながら映画を見ました。

映画の中盤に差し掛かったこと、

彼がそっと私の手に触れたあと胸を触ってきました。

ドキリと一瞬時間が止まったように感じ、

バレないかという不安と恐怖が一気に襲ってきました。

彼は映画館を出て2人で休めるところに行きたいと話しましたが、

適当な理由を断りその日は帰宅しました。

彼に嘘をついているという後ろめたさがずっと自分を責めているように感じたのです。

それから何日か経って彼と行為をしたとき、

豊胸については気づいていないようでした。

むしろ、

身体綺麗だよ、

胸結構あるんだね、

高校生のときより胸が大きくなって大人っぽいなど、

褒められれば褒められるほど後ろめたさが強まりました。

段々後ろめたくなってきた

嘘がつけない自分の性格なのか、

申し訳ないなという感情が日に日に強くなっていくのが手に取るようにわかりました。

バレないかと毎日ビクビクして

自分のことを本当に好きでいてくれる人がいるなら、

施術などせずありのままの自分を受け入れてもらいたかったと考えると、

施術したという事実に対して素直に喜べなくなってしまいました。

また、彼の男友達から結構胸あるよね、という何気ないからかいも、

自分の豊胸手術の事実を見抜かれ、バレているのではないかと疑心暗鬼に捉えてしまうようになりました。

表面上はセクハラだぞと笑い合っていますが、

心の中は穏やかではありません。

女友達同士で、もっと綺麗になりたいからと盛り上がり「整形」という言葉が出るたびに、

ビクッと反応してしまう自分がいます。

そのため、「整形」「綺麗になりたい」等のワードにとても敏感になってしまい、

素直に友人同士の会話を楽しめなくなってしまいました。

実際現在も母親以外には告白しておらず、周囲は全く気付いていません。

これからも私は、私を信じてくれている人に1つの嘘をつきながら接していかなければならないのです。

とても心苦しく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

豊胸手術をした別の友人には綺麗になったよ、自信持ちなよと励まされますが、

やらなければこんな後ろめたさはないのにと思う気持ちが大きいです。

現在彼女にだけこの気持ちを告白し相談していますが、

彼女自身整形は悪いことではないという考えで話すので

気持ちの解消という意味ではあまり軽減されません。

整形という事実を前向きに考えるのがよいのでしょうが、

私自身の性格上「嘘をついている」「周りを欺いている」という事実に苛まれています。

これから一生、と考えるとありのままの自分でいたほうがよかったなと後悔しています。

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